サイコロジスト101
-主催 関西福祉科学大学 教授 山田冨美雄-
心理学(psychology)を実社会で役立てるのが私の役割です。
このHPは心理学への導入・イントロダクションの位置づけなので、カリキュラムコード101でもあります。また研究成果を公開する手はずも進んでいますので、折を見てアップロードさせていただきます。
公認心理師法が施行され、本学も養成校の1つとして質の高い教育環境を整えるため、着実に対応すべきシステム作りを行っています。その様子などもご紹介できれば幸いです。
令和6年(2024年)1月16日 山田冨美雄
関西福祉科学大学名誉教授
(公社)日本心理学会代議員 (社)日本健康心理学会名誉会員
日本ストレスマネジメント学会理事
健康心理学会認定「指導健康心理士」
ストレスマネジメント学会認定「ストレスマネジメント実践士」
サイコロジスト(psychologist)とは、心理学(行動科学)を専門とする人々のこと。基礎研究であろうと、臨床心理や健康心理の実践であろうと、心理科学を社会に役立てている実践家をさします。
このホームページのネーミングについて少し説明しておきます。101コードは、すべての学問の導入口ということで、ここはサイコロジストにつながるキーステーション、一丁目一番地という気持ちをこめてネーミングしています。
何はともあれ、1980年代の中頃、大阪を本拠地とするJoshin電気が運営するJ&Pホットライン上に、SIGを作ったのがはじまり。そのときのSIG名が「サイコロジスト101」で、私がSIG-OP。何年続いたのでしょうか。300ボーの通信速度で電話回線を使ってのパソコン通信。山ほどのLOGが今もフロッピーディスクに残っています。そのときの活動の一部は、拙著「パソコン通信の心理学(信山社出版, 1993年刊、全208頁」で紹介されています。Net上で今でも流通していますので、興味あるかたはお読みください。おそらく我が国ネット文化の先駆け的な成果物だと自負してます。原稿集めもパソコン通信、小浜さんによるMacでのDTP製版とイラスト満載。狂言回しのキャラも入り、いまみても斬新な構成の本でした。いずれこのHPの中でも読めるようにしたいとおもっています。
2008年から2019年まで、インドネシアやフィリピンから看護師、介護福祉士候補として来日されているみなさんのメンタルヘルスを支援する事業をしていました。COVID19禍で活動は終了してしまいました。入国された直後に私たちが開発したストレスチェックをし、ストレスマネジメント研修を受けて貰いました。医療施設に入ってから国家試験にトライする毎日を応援しました。
1995年1月17日に発生した兵庫県南部地震による災害阪神淡路大震災のおりに、西宮市教育委員会との連携で2つの小学校と1つの中学校に入り、災害後のメンタルヘルス事業を行いました。その折に開発した「自分を知ろうチェックリスト」を使った震災ストレスマネジメント教育は、震災後の子どものメンタルヘルス支援の基本となりました。あれから29年、当時の子どもたちは、中年となり、そのお子さんたちも成長しておられることでしょう。
2011年3月11日に発生した東日本大震災でも「自分を知ろうチェックリスト」を用いた取り組みが行われました。あれから13年、当時の子どもたちはもう立派な大人になっていることでしょう。これらの経緯から、文部科学省より科学研究費補助金をいただき、2015-17年度に大規模な調査を実施し、その成果もこのHP上で披露しています。
2024年1月1日に発生したM7.6の能登半島地震は最大震度7。200名を超える犠牲者をはじめ、多くの家屋が破壊し、現地の小中学校はまだ正規の授業活動が始まっていません。
今回の地震災害にもぜひ自分を知ろうチェックリストを用いた震災ストレスマネジメント教育を支援します。
このホームページに連絡いただければ協力させていただきます。
まずは yamada@tamateyama.ac.jp 宛にメールをお送りください。
Facebook https://www.facebook.com/fumio.yamada/